八村塁W杯欠場の裏に“東京五輪惨敗”のトラウマ…最強布陣も1次L敗退で批判集中
今夏のW杯で史上初の3勝を挙げ、1976年以来、48年ぶりの五輪自力出場を決めた男子バスケットボール日本代表。
代表メンバーに名を連ねたNBA選手は渡辺雄太(29=サンズ)だけで、エースと期待された八村塁(25=レイカーズ)は出場を辞退した。
昨季終了後、FAになった八村は6月下旬、代表入りを辞退した理由を「初めてのフリーエージェンシーに備えて今後の自分のキャリアを考慮し、このように(辞退を)決断しました」と説明。
この時点でレイカーズと正式に契約を結んでいなかったため、球団との交渉、移籍先選択を優先したようだが、W杯を欠場したのはそれだけが理由ではないという。
「東京五輪がトラウマになっているのです」とさるバスケ担当記者がこう続ける。
「五輪は渡辺とともにNBA選手を2人擁し、史上最強布陣と期待されながら、3戦全敗で1次リーグ敗退に終わった。その一方で女子は史上初の銀メダル獲得と大躍進しただけに、不甲斐ない男子への批判が八村に集中した。当時のSNSには八村への個人攻撃も相次ぎ、精神的に追い詰められた八村は心身の不調を訴えて、2021-22シーズン序盤は欠場を強いられた。メンタル面を考慮してW杯出場を見送ったのでしょう」
八村は依然として来年のパリ五輪出場を明言していない。