今永昇太カブス1年目から大きな重圧…不安定な誠也は頼りなし、ファンもオ―ナーも超シビア
DeNAからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた今永昇太(30)が、カブスと合意した。日本時間10日、大リーグ公式サイトなど複数の米メディアが報じた。メディカルチェックで異常が見つからなければ、正式に契約を結ぶ。
新たに名将を迎えて2020年以来4年ぶりのレギュラーシーズン勝ち上がりを目指すカブスにとって、日本人ルーキー左腕への期待は高まる一方だが、今永にとって追い風ばかりではない。本日配信の「カブス入り今永昇太を待つ“強すぎる逆風”…日本人投手に相性悪い本拠地、打線援護も望み薄」では、本拠地との相性の悪さ、打線の脆弱さを挙げたが、他にも障壁がある。
カブスには鈴木誠也が在籍しており、渡米1年目の今永にとって心強い存在となるが、グラウンドでは心もとない。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
「今季、鈴木は3、4番で起用される見込みですが、過去2年間は期待通りのパフォーマンスを発揮したとは言い難い。昨季、日本人の右打者では初の20本塁打をマークしたとはいえ、好不調の波が激しく、7月下旬以降は相手打者が右投手の際にはスタメンを外れる機会が増え『プラトーン要員』に格下げされました。現有戦力で臨むのであれば、ルーキーの今永をもり立てるためにも、昨季終盤にポストシーズン進出を逃す失策を犯した守備も含めて鈴木には安定した働きが求められます」