今永昇太カブス1年目から大きな重圧…不安定な誠也は頼りなし、ファンもオ―ナーも超シビア
総額116億円の大型契約で入団するだけに、それだけファンの厳しい視線にさらされる。老舗球団のファンは熱狂的なことで知られ、選手への当たりも強い。07年に4年総額4800万ドル(当時のレートで約53億円)で入団した福留孝介が移籍1年目の夏場を前に失速すると、遠征の際、シカゴ・オヘア空港の館内放送で「フクドメ・コウスケさま。レッズへのトレードが決まりました。シンシナティへの搭乗口にお急ぎ下さい」とアナウンスされる“事件”もあった。カブスファンの空港職員によるいたずらだったが、不甲斐ない選手には容赦のないブーイングを浴びせるファンが少なくないのだ。
「ファン同様、リケッツ・オーナーも選手を見る目はシビアです。現場にも口を挟むオーナーは選手の見極めが早く、結果を残せない選手はもちろん、活躍している選手でも売り時と判断すれば、有望株との交換で他球団への放出も辞さない。証券会社の取締役でもあるリケッツ氏は自身が損失を被らないように売り抜けに長けています。今永も期待通りのパフォーマンスを発揮できないようなら安泰ではないでしょう」とは前出の友成氏だ。