「陸上よりも水中にいる時間の方が長い」アーティスティックスイミング日本代表合宿の“全貌”

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■朝から晩までプール漬け

 9時ごろから13時半ごろまでプールの中で練習。昼食を含む約2時間の休憩があるが、練習再開の40分前にはメンバー全員で集合するそうだ。

「午前の練習をビデオで見直しながら、ミーティング。それから午後の練習が始まります。だいたい19時半ごろまでやり、晩ご飯を食べてからまたトレーニングを2、3時間。終了後にミーティングをして……。部屋に戻ると23時を過ぎていることもザラですね。それからお風呂に入るので、寝る時間は結構少なくなりがちです。だから昼食後に15~20分ほどの仮眠を取っています」

 1日10時間以上もプールの中にいるのに、夜は必ず湯船に漬かる。それが藤井のルーティンだという。合宿中は個室が与えられるとはいえ、大半の時間をチームメートと過ごさなくてはいけない。ストレスもたまるのではないか。

「いや、意外とそうでもありません(笑)。お姉さんたちはみんないい人ばかりですし。あっ、シンクロの世界では先輩のことを『お姉さん』と呼んでいるんですよ。他にも『シンクロあるある』だと、トレーニングセンターの中を歩いていると他の競技の選手から『シンクロやっているでしょ』なんて声をかけられるんです。水中にいる時間が長いから、変な歩き方なのかもしれませんね」

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