楽天・藤平尚真「中継ぎ転向」の覚悟…2016年ドラ1が先発時代の苦悩も包み隠さず明かした
藤平尚真(楽天・投手・25歳)
「正直、ドラフト1位で入ったことに思うところはないです。毎年1位でどんどん入ってくるわけですから」
こう言うのは、今季から中継ぎに転向する楽天の藤平尚真(25)。横浜高から2016年ドラフト1位で入団。1年目に先発として3勝をマークしたものの、プロ7年間でわずか10勝。先発に対するこだわりはあったが、今江敏晃監督(40)から「俺の構想の中では中継ぎの方が輝けると思うから」と伝えられた。
「監督の中ではもう決まっているんだな、と。今江さんとはすごく話しやすい関係にあるので、いろいろ話をしながら、中継ぎをやっていこうと。先発として多くのチャンスをもらって、モノにできないことが多かった。先発の気持ちがわかるからこそ、先発がうまくいかないときにすぐにマウンドに行ってチームを立て直したり、先発がゲームをつくったら、しっかり勝ちをつないでいきたい」
■「背伸びどころかジャンプしてました(笑)」
ドラ1として期待されながら、19年から3年連続未勝利。その後も不甲斐ないシーズンが続いている。