オリックス「公式戦無敗男」7年目・東晃平がさらなる高みを目指し新球を習得中
「ポスト山本由伸」の一人として注目を集めているのが東晃平(24)。昨季は10試合に登板し、6勝0敗、防御率は2.06でチームの3連覇に貢献。日本シリーズでも勝ち星を挙げ、初登板の22年から、公式戦ではいまだ負けなしが続いている。
150キロ台のストレートとスライダーなどのキレ味の鋭い変化球を武器にするが、今季はツーシームの習得を目指すという。その理由を、本人はこう話す。
「以前もツーシームを投げていたのですが、その時は下半身の強さがあまりなく、投げるたびにフォームが崩れてしまっていました。今は下半身に力もついてきて、投げていても感触が良くなっていたので、中島監督からも『もう一度、投げてみたらどうか?』とアドバイスをいただきました」
持ち球であるスライダー、カットボール、カーブと逆方向に曲がるツーシームを習得することで、投球の幅は広がる。
「ツーシームを習得することで、右打者を怖がらせることができる球が増える。そういった点で有効に使える変化球だと思いますし、外角の球ももっと使いやすくなるのではないのかなと。(山本)由伸さんにフォークを教えてもらったこともあるのですが、なかなか難しかった。ただ、自分のツーシームの落ち方が少し、由伸さんのフォークに似ているところがあったので、それならそっちを伸ばす方がいいんじゃないかというアドバイスを(若月)健矢さんからもらいました」