強打者フリーマンはブレーブスに未練タラタラだった…オフは元女優の妻とアトランタ暮らし
一塁手・34歳(20年MVP)
今季、メジャー15年目を迎える左打ちのスラッガーだ。
短縮シーズン(60試合)だったブレーブス時代の2020年のキャンプ前にコロナウイルスに感染。高熱や嗅覚障害など重症を患って大幅な調整の遅れを強いられたが、開幕に間に合わせて全試合に出場し、打率.341、13本塁打、53打点でナ・リーグMVPに選出された。
ブ軍からFAになったフリーマンは22年3月、ドジャースと6年総額1億6200万ドル(当時約190億円)で合意したが、契約内容に不満を抱いて代理人のケーシー・クロース氏を解任した。 07年のドラフト2巡目で入団してからブ軍一筋で、本人は残留を希望。当時のアトランタのメディアなどによれば、球団から5年総額1億4000万ドルを提示され、本人が納得したにもかかわらず、クロース氏が上積みを要求したという。業を煮やしたブ軍は方向転換し、アスレチックスからトレードで獲得した同じ一塁手のマット・オルソンと8年総額1億6800万ドルで契約延長した。
契約年数、年俸総額ともブ軍を上回るド軍に移籍したとはいえ、平均額はド軍が2700万ドルで、ブ軍の2800万ドルを下回った。ブ軍の本拠地であるジョージア州と比べてはるかに高いカリフォルニア州の住民税を支払うと、年俸の目減りが避けられないだけに、代理人に対して不信感を抱いたようだ。節税のため、シーズン中はロスに居を構え、オフには元女優のチェルシー夫人とともにアトランタの自宅で暮らしているという。