「飛び級」で五輪代表入り FC東京MF松木玖生の強みはふてぶてしくゴール狙う強靭メンタル
松木玖生(20・FC東京・MF)
2024年シーズンの明治安田Jリーグの開幕戦が23、24、25日の3日間にわたって行われる。
連覇を狙う神戸に立ちはだかるのは、積極補強を行った浦和か、天皇杯を制した川崎か、昨季2位の横浜Mか……。初のJ1に挑む前青森山田高サッカー部の黒田監督率いる町田の戦いぶりなど、例年以上に見どころ満載のJ1でパリ五輪(7月26日開幕)世代(23歳以下日本代表)にも注目が集まっている。
中でも、プロ3年目の20歳で五輪代表の攻撃の軸として期待されているFC東京の松木玖生がその筆頭だ。北海道・室蘭から越境入学した青森山田中高で6年間プレー。身長180センチ、体重78キロの強靱なフィジカルを利した突進力、相手DFの一瞬の隙を突く絶妙スルーパス、利き足の左足から放たれる強烈なミドルシュート──。本来の「21歳以下日本代表」から飛び級で五輪代表主軸としてプレーしている。
「メンタルの強さもストロングポイントのひとつ。世界を相手に戦っても常に平常心を保ち、むしろふてぶてしいくらいの雰囲気を漂わせながら攻守に献身的にプレーしていく。FC東京ではボランチの位置でプレーしてきたが、今季はポジションがひとつ上がり、トップ下での起用も増えるでしょう。相手ゴールにより近いポジションから好機を演出し、自ら積極的にシュートを放っていくところも見逃せません」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)
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もうひとりの主軸、柏FW細谷真大(22)については、関連記事【オレも主軸】…から読むことができる。読めば、パリ五輪がより楽しみになるはずだ。