巨人リリーフ陣が抱える「唯一の懸念材料」 新戦力充実で強化には成功しているが…
巨人の「補強組」が昨27日、日本ハムとの練習試合で躍動した。
まずはソフトバンクからトレードで加入した高橋礼(28)が二回から2番手で移籍後初の実戦登板。右下手から浮き上がる直球を軸に、1イニング目は3人連続で二ゴロを打たせた。2回を無失点に抑え、「去年みたいにストライクを取るのに苦しいというメンタルや技術じゃなくなっている。今は簡単にストライクが取れる。思ったようなボールが行ったと思う」と納得の表情を見せた。
4番手の前阪神カイル・ケラー(30)は2失点したものの、七回はこちらもソフトバンクから加入した泉圭輔(26)が1イニングを無失点。阿部慎之助監督(44)は「スリーツーからデッドボールが2つもあったのでレベルが低い」と泉と7番手の田中千晴が先頭打者に与えた死球に苦言を呈したものの、評論家の秦真司氏によると、現段階で阿部監督は「七回を中川と泉、八回をケラーとバルドナードを中心に3人ずつを配置して、勝ちパターンのリリーフ陣もローテーション制にしたい」と構想を語っていたというから、泉への信頼は厚いということだ。