巨人リリーフ陣が抱える「唯一の懸念材料」 新戦力充実で強化には成功しているが…

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 他球団のスコアラーが「新戦力のリリーフ投手がみんないい」と警戒を強める中、アンダースローの高橋はリリーフではなく、先発ローテ争いに加わっており、「5、6人目に入る実力は十分ある」とチーム関係者は目を細める。

 そんな中、懸念材料は阿部監督が「今季のキーマン」と指摘する守護神・大勢(24)の状態である。

 今キャンプは一軍スタートも、4日のランニング中に右ふくらはぎを痛めて緊急帰京。13日から三軍の故障班に合流していた。先週には傾斜を使い、捕手を中腰にして投球練習を再開している。阿部監督も「開幕の抑えは大勢」と信頼は揺るがないが、他球団の関係者は「まだ捕手が座っていないから開幕は微妙でしょう」と指摘する。

 キャンプのメニューを順調に消化した巨人の唯一の不安材料は、守護神・大勢が開幕に間に合うか、ということになりそうである。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイで連載中の野球解説者・秦真司氏による人気コラム【秦真司 キャンプ探訪2024】では、すでに巨人編を掲載している。下記の関連記事も要チェックだ。

●【巨人編(1)】阿部監督「救援陣ローテ構想」&「責任を持たせる投手起用」の大転換
●【巨人編(2)】阿部監督に直接尋ねた前エース菅野智之の起用法と不安を感じた外野争い

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