第96回センバツ3.18開幕「初戦で散る高校・残る高校」恒例の完全予想(第1日~第3日)
「昨秋6本塁打の豊川の主砲モイセエフは好打者で、打線は強力ですが、失点が多く、大味な試合が多かった。阿南光のエース吉岡は最速146キロ右腕。スライダーなどの変化球のキレも抜群で奪三振能力も高い。吉岡と捕手で主将の井坂、遊撃手の矢藤らは中学時代に硬式のヤングリーグで全国制覇を経験。得点力も高く、公立校と侮れないチーム力がある。東海王者の豊川を倒すと見ています」
●第2試合は昨秋の防御率0.60で2位の一ノ瀬擁する明豊が敦賀気比との好カードを制す。
●第3試合は学法石川と高崎健康福祉大高崎が激突。
「健大高崎はチーム打率.397(1位)の強力打線。プロ注目捕手の箱山が佐藤、石垣の左右の2年生2枚看板を引っ張っている。関東・東京の6枠目に、関東大会8強の中から中央学院が選ばれたのも、準々決勝で健大高崎と3-4の接戦を演じたからと聞く。健大高崎は関東4強校なのにこれは異例。青柳監督は『これまで見てきた中で最も高いレベルで戦えるチーム』と自信を見せている。一方の学法石川は、仙台育英の元監督で礎を築いた佐々木監督が、就任約5年で、よくまとまったチームを作ってきたが、総合力で健大高崎が上回るでしょう」(前出の戸田氏)