大関・貴景勝は今場所で2敗キープも「カド番記録更新」に現実味

公開日: 更新日:

 カド番脱出にリーチだ。

 昨18日、大関貴景勝(27)が翔猿に勝利。今場所は自身8度目のカド番だが、7勝目を上げたことで脱出は目前だ。

 先場所はバクダンを抱える首を痛め、4日目から途中休場。それが今場所は2敗をキープし、優勝戦線に残っている。

 もっとも、相撲内容は手放しで喜べるものではないという。

「貴景勝の持ち味である、頭から何度もぶつかる相撲が不発続きですからね。ぶちかまして後退させ、さらに当たって……と繰り返し、追い詰められた相手が出てくるところを突き落とすのを得意としていたはず。しかし、その相撲で先場所序盤は首を痛めた。今は意識してぶつかる力を抑えているのか、それとも無意識に力をセーブしているのか、頭で当たっても相手を押しきれない。代わりに突っ張りを多用しているものの、組まれたり、土俵際に追い込まれる場面が増えた」(角界OB)

 貴景勝は押し相撲専門の力士。決まり手も最多は押し出しが200回以上、突き落としも50回を越えている。それが今場所はこれまで7回しかなかった寄り切り、5回のすくい投げが1番ずつ。土俵際での逆転も多く、苦戦のほどをうかがわせる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」