チケット代、特徴、名物…大谷翔平が躍動するド軍本拠地を徹底解剖
チケットは基本的にドジャースの公式サイトや米大手転売サイトなどで購入できる。
■特徴
両翼100.6メートル、中堅120.4メートル。個性的な球場が多いメジャーリーグにあって、ナ・リーグ唯一の左右対称のスタジアムだ。他球場に比べて左中間と右中間が117.3メートルと深く、かつては本塁打が出にくい投手有利の「ピッチャーズ・パーク」と言われ、過去に2度の完全試合を含む13度のノーヒットノーランが達成されている。
しかし近年、データ上では打者有利の「ヒッターズ・パーク」に変貌している。球場の特徴を数値化した指標「パーク・ファクター」によれば、過去3年のドジャースタジアムにおける本塁打のパークファクターは「122」。メジャー全体で2番目に高い数値で、平均と比べて22%も一発が出やすい球場になっていることを示す。
ドジャース強力打線が数値を引き上げたこと、球場改修によってファウルグラウンドが狭くなったことなどが要因とされるが、昨季44本塁打で初の本塁打王のタイトルを獲得した大谷にとって追い風になりそうなのが、中堅までの距離だ。120.4メートルはメジャーで2番目に狭く、昨季の大谷の44本塁打のうち、右方向19本、中堅方向19本、左方向6本とセンターを中心に本塁打を量産した打球方向を考えれば、プラスに働きそうだ。