カブス今永昇太「意識せずに」大谷斬り&最強ド軍打線封じも…雨に泣かされ2勝目お預け
日本人選手所属球団同士の一戦は雨に邪魔された。
カブス・今永昇太(30)が日本時間8日、ドジャース戦に登板。4回を2安打無失点無四球、3奪三振と好投しながら、試合は四回裏のカブスの攻撃時に雨脚が強まり、カブスが6-0とリードしている場面で一時中断。2時間51分の中断を挟んで再開されたが、今永は降板したため、勝敗は付かなかった。
試合前から雨が降りしきり、気温8度と過酷な環境の中、半袖でマウンドに上がった今永。大谷をねじ伏せるなど7日現在、チーム総本塁打(15)、総得点(68)ともメジャートップの強力打線に立ちはだかった。
初回1死で大谷を打席に迎えると、フルカウントから3球連続のファウルで粘られながら、最後は約152キロの内角高めの直球で空振り三振を奪った。三回2死で巡ってきた大谷の2打席目は1打席目同様、内角高めのストレートで三邪飛。6日のカブス戦で2戦連発2号2ランを放つなど3試合連続マルチと打撃好調だった大谷に仕事をさせなかった。
日米を通じて大谷との初対戦を前に「キーマンの一人ではあるが、特に意識はしない」と話していた通り、2打席連続で打ち取っても冷静な表情を変えることはなかった。デビュー戦となった2日のロッキーズ戦では、6回2安打無失点の好投で初勝利をマーク。この日は雨による途中降板を強いられたとはいえ、破壊力抜群のドジャース打線を零封である。