打者では「高め速球を克服」、投手では「魔球を習得」…際限なく進化し続けられるワケ

公開日: 更新日:

 メジャーでは7年くらい前からゴロよりフライを打ち上げる「フライボール革命」が席巻している。

 打球速度158キロ以上、打球角度26~30度で上がった打球が安打や本塁打の確率が上がるといわれ、打者は競うようにしてアッパースイングに取り組んだ。大谷のバットスイングもどちらかといえばアッパー気味だ。

 打者が新たなステージに突入すれば、投手は対策を講じる。これはもうイタチゴッコのようなもので、フライボール革命に有効とされたのが高めの速球と、タテに大きく割れるカーブだった。

 大谷はこれまで、他のパワーヒッター同様、高めの速い球に手を焼いていた。本塁打を量産する打者の泣きどころなのだが、昨季のある時期を境に高め速球を克服した。

 昨年末のNHKのインタビューによれば、技術的なきっかけをつかんだのは5月30日のホワイトソックス戦。その試合で1本、翌日の試合は2本、高めの球を本塁打にした。大谷はインタビューでこう言っている。

「ひらめきというか、何個も何個も試していって“これだ”となることがたまにあるので」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭