ドジャース大谷が直面するホームラン打者の壁…もう「窮屈な打ち方」を強いられている
日本時間8日、カブスの今永(30)が大谷を内角高めの速球で空振り三振と三邪飛に仕留めたような攻め方がそうだ。
フライを打ち上げた方がよりヒットになる確率がアップするという「フライボール革命」が打者に浸透、アッパースイングが主流になると、投手は主に高めの速球とタテに大きく割れるカーブで対抗するようになった。
大谷は昨季中、高めの速球を攻略するコツのようなものをつかんで本塁打を量産。技術的なことに関しては大きく変える必要はないと話していたものの、同じ高めでも内角ギリギリの球、しかも外角にボールになる変化球を見せ球に使うなど、より腕が伸びにくく、窮屈な打ち方になるような攻め方を投手はしているのだ。
パワーヒッターが本塁打を量産すれば、投手はその対抗手段を編み出すようになる。ホームランバッターと投手の“イタチごっこ”は今後も、いや、永遠に繰り返されることになる。8日のカブス戦で4戦連続マルチ安打、打率を.320に上げた大谷が本塁打も量産するためには、いち早く打開策を見つける必要がありそうだ。