ドジャース大谷が直面するホームラン打者の壁…もう「窮屈な打ち方」を強いられている

公開日: 更新日:

 日本時間8日、カブスの今永(30)が大谷を内角高めの速球で空振り三振と三邪飛に仕留めたような攻め方がそうだ。

 フライを打ち上げた方がよりヒットになる確率がアップするという「フライボール革命」が打者に浸透、アッパースイングが主流になると、投手は主に高めの速球とタテに大きく割れるカーブで対抗するようになった。

 大谷は昨季中、高めの速球を攻略するコツのようなものをつかんで本塁打を量産。技術的なことに関しては大きく変える必要はないと話していたものの、同じ高めでも内角ギリギリの球、しかも外角にボールになる変化球を見せ球に使うなど、より腕が伸びにくく、窮屈な打ち方になるような攻め方を投手はしているのだ。

 パワーヒッターが本塁打を量産すれば、投手はその対抗手段を編み出すようになる。ホームランバッターと投手の“イタチごっこ”は今後も、いや、永遠に繰り返されることになる。8日のカブス戦で4戦連続マルチ安打、打率を.320に上げた大谷が本塁打も量産するためには、いち早く打開策を見つける必要がありそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇