DeNA26年ぶりVは筒香よりメキシコで奮闘中のバウアー次第 6月以降に復帰交渉が本格化
「筒香の復帰は確かに大きい。戦力的にはもちろん、その存在感が頂点を目指す選手とチームの背中を押す。ただし、ペナントレースを戦う上で打線はアテにできない。ベンチも計算には入れないものです。優勝した98年も『マシンガン打線』と形容された強力な攻撃陣が勝因と思われがちですが、実際は投手力を含めたディフェンス力の勝利だと思っている。その点で今年のベイスターズは不安があります」
実際、8日現在のチーム防御率はリーグ5位の3.36。総失点122はリーグワーストだ。
「特に山崎康晃が抑えから外れたリリーフ陣をどうするか。七、八、九回をしのぎ切れる陣容を整えなければ、優勝は見えてきません。当面は、役割を固定せずに起用していき、固定できる投手が出てくるのを待つしかない。当然、三浦監督も考えているでしょうが、とにかく投手陣の再整備に力を尽くすことです」(同)
そこで、ある意味で筒香以上に待望されているのが、昨オフに1年限りで退団したトレバー・バウアー(33)の獲得だ。昨季はキャンプ後の3月に入団、一軍登板は5月にずれ込んだが、最終的に10勝4敗と元サイ・ヤング賞投手の貫禄を見せつけた。メジャー復帰を優先して退団したが、DeNAは今も復帰オファーを出し続けている。