なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

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 その額は今年の700万円から一気に1.85倍増の1300万円。「いきなりの値上げに驚いている」(主催者)というのも無理もない。

 協会の主催試合は「ワールドレディス選手権サロンパスカップ」「日本女子プロゴルフ選手権」「ツアー選手権リコーカップ」の3大会だけ。同じ国内メジャーの「日本女子オープン」は日本ゴルフ協会の主催で、その他の33大会にはそれぞれ主催企業がいて、毎年大会が行われている。

 主催権のない大会では女子プロ協会は、主催者から公認料を受け取り、協会会員の女子プロや競技委員、事務方スタッフを試合会場に派遣する主管業務団体にすぎない。だから公認料が協会の収入源の柱のひとつだ。

 小林会長は2011年に会長に就任すると「手っ取り早くカネになる手段」と見たのか、立て続けに公認料を上げてきた。

 14年に250万円から500万円へ倍増。その3年後の17年には700万円に上げた。

「その時は小林会長から必要経費が上がっているので公認料を上げて欲しいと主催者にお願いがありました。当時ですら“えっ?”と金額の大きさに驚き、疑問の声も上がったのですが、みんなで女子ツアーを盛り上げていこうと了解したのです」(主催者)

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