女子バレー「ビジネス移動」の効果なし?メダル効果を見込んだ先行投資は“金ドブ”か

公開日: 更新日:

【パリ五輪】女子バレーボール

 12年ぶりのメダルを目指す世界ランク7位の日本が、1日のブラジル戦にストレート負け。1次リーグ2連敗となり、決勝トーナメント進出が厳しくなった。

 世界2位で平均身長187センチ超のブラジルの強烈なスパイクと高いブロックに苦しめられ、セットカウント0-2で迎えた崖っぷちの第3セットも、強烈なサーブにレシーブが乱れるなど、18ー25と押し切られた。

 バレーは五輪前哨戦のネーションズリーグで男女ともに準優勝。高まるメダルの期待に協会も支援体制を整えた。川合俊一会長の鶴の一声で、昨年から海外遠征の飛行機移動をそれまでのエコノミーからビジネスに格上げ。川合会長が「予算があるから、行きだけ。帰りはごめんなさい。それでも、赤字」と言っているように、日本バレーボール協会の2023年度の決算報告書を見ると、約35億円の収益に対して支出は約38億円だった。 

 メダル獲得効果を見込んだ“先行投資”は無駄になってしまうのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇