著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

メダルまであと1打…山下美夢有のミスを誘った「五輪の魔物」痛恨だった最終日の9番と16番

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■4年後はチーム戦も

 優勝したリディア・コ(27)は、リオの銀、東京の銅、今回の金メダルで全色のメダルを獲得。同時に、最年少で米国女子ツアーの殿堂入りも決めました。2012年の「カナディアン女子オープン」を15歳で勝ったとき、テレビ中継(WOWOW)の解説をしていました。正確なショットや、15歳とは思えない冷静なプレーぶりに「なんだこの子は?」と驚かされたものです。今回は飛ばし屋より、点にボールを運ぶ彼女向きのコースでしたが、4年後の会場(リビエラCC)でも必ず優勝を争うことでしょう。

 そのロス五輪では、チーム戦が導入されることはほぼ決まりです。男子と女子のストローク戦の間に2日間行われ、「フォーサム(1つのボールを交互にプレー)」と「フォーボール(各ホールでペアの良い方のスコアを採用)」の合計スコアで争う方式が有力です。競技方法はどうあれ、ペアを組んだ2人がコース攻略を話し合い、スコアによって攻め方を変えるなど、随所にチームワークが発揮され、個人競技とは違う見応えのある戦いになるはずです。

 今後も国内選手は次々に海外ツアーへ出ていき、これからの4年間で男女とも「勢力図」は今と大きく変わることが予想されます。多くのプロが必死になって夢舞台の切符獲得を目指します。

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