楽天三木監督の公約「愛されるチーム」は実現不可能? ファンが球団幹部に抱く壮絶嫌悪感
楽天の三木肇監督(47)が就任会見。2020年以来2度目となる一軍監督に、「相当な覚悟を持って決めた」と話すと、目指すチーム像は? との問いに「強いチーム」「愛されるチーム」と2つの公約を掲げた。球団OBが言う。
「08年の現役引退翌年から、一度もユニフォームを脱ぐことなく、指導者生活は16年目。楽天での一、二軍監督経験だけでも6年に及び、こと野球に関する知識は球界でも有数と言っていい。今季の楽天はシーズン4位に終わったものの、交流戦では球団初の優勝。三木監督の手腕でチームをさらに引き上げることは可能だと思いますが……」
この球団OBの歯切れが悪いのは、「もう1つの公約、『愛されるチーム』に関しては、三木監督でもどうにもならないかもしれない」と思っているからだ。
今季、就任したばかりの今江敏晃監督(41)を1年で解任した球団にファンの多くが反発。任期1年での監督交代は、05年の球団創設から実に6人目とあって、今回の人事を主導したとされる三木谷オーナー、元監督兼GMの石井一久球団取締役シニアディレクターに対するファンの嫌悪感は相当なものがある。