DeNA勢い萎む連夜の自滅…采配ことごとく裏目で7年ぶり日本S王手から崖っぷち
3連勝から一転、崖っぷちに追い込まれた。
7年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけていたDeNAが連敗。1勝のアドバンテージを持つ巨人に3勝3敗のタイに持ち込まれ、試合後の三浦大輔監督(50)は、「戦っている内容は悪くない。もう一度全員で集中し、切り替えてやるしかない」と話した。
【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)
評論家の橋本清氏がこう言う。
「やはり、先発・浜口の交代機でしょう。わずか1安打だった浜口を五回から山崎にスイッチ。代わりばなに、先頭打者の巨人の伏兵・中山に先制弾を浴びてしまった。浜口は立ち上がりこそ制球が安定せずに一回、二回で34球を要しましたが、三回、四回は無安打3奪三振。完全にリズムを取り戻し、まだ54球しか投げていなかった。当初から『3イニング』の予定だったそうですが、打ちあぐねていた巨人サイドからすれば、“助かった”と感じる交代だったと思う。決勝弾を浴びた山崎を責めるのは酷で、七回以降を働き場所とする投手からすれば、浅いイニングからの登板はリズムがつかめないもの。三浦監督の継投策は積極的というより、むしろ早く試合を終わらせたいという焦りに見えた。自ら試合の主導権を手放してしまったのは確かです」