「絶対的助っ人守護神」めぐり巨人、DeNA、ソフトBがCSファイナル“番外戦” 10億~15億円の攻防か
「最後には自分たちが勝つんだって、そこだけはしっかり腹を据えてやっていきたい」
巨人の阿部慎之助監督(45)が昨15日、東京ドームでの全体練習前に、ナインに向けてこう訓示した。
16日からDeNAとのCSファイナルステージが始まるが、9月26日のDeNA戦で内角球をよけて転倒した際、自身の肘で左ろっ骨を骨折した吉川の出場について、阿部監督は「登録しない。他のメンバーで頑張ってもらう。日本シリーズもどうかなっていうところ」と明かした。巨人は好調の3番打者を欠いての戦いとなるが、水面下ではCSファイナル出場チームによる「番外戦」が繰り広げられている。
今季43セーブを挙げ、2度目のタイトルを獲得した中日の絶対的守護神ライデル・マルティネス(27)の去就が注目されているのだ。今季で3年契約が切れるため、中日は年俸2億円から大幅増の契約を用意して慰留する方針。井上新監督も「直談判する」と腕まくりしているものの、中日はマネーゲームには応じない方針だから分が悪い。そんな中「DeNAとソフトバンクが興味を示している」と米国の記者が伝えている。さる米球界関係者がこう言う。