DeNA崖っぷち助っ人が火事場の馬鹿力で巨人相手に6回1安打無失点、クビ回避へ猛アピール
「自分の投球を貫けた。積極的な自分らしい投球ができた」
大役を果たした助っ人左腕は、お立ち台でこう言って胸を張った。
1位巨人とのCSファイナルステージ第1戦。33球を要した初回はボールが荒れまくり、2四球で2死一、二塁のピンチを招いた。が、大城を三ゴロに打ち取りこの回を切り抜けると、二回以降は完全に立ち直り、150キロ超の直球を軸に、6回1安打無失点の好投。三浦監督も「ボールも強かったし、最高の投球をしてくれた」と称えた。
今回の好投が、来季の契約更新へ追い風になる可能性はある。
1年契約の年俸80万ドル(約1.2億円)で入団したケイは今季、6勝9敗、防御率3.42と微妙な成績に終わった。53与四球はリーグワーストで、制球を乱して自滅するケースが少なくなかった。
レギュラーシーズンは、9月19日の巨人戦から3連敗でフィニッシュ。9月26日の巨人戦では2回途中6失点と大炎上し、ベンチで大暴れした。巨人相手に球団別最多の8試合に登板し、1勝5敗、防御率4.64に終わったことも、評価を下げる一因になっている。