藤川阪神はヘッド不在で岡田前監督ばりの「トップダウン型」か…就任直後に4時間コーチ会議
21日、藤川球児新監督(44)を迎えた阪神の来季コーチ人事が発表された。
人選が難航したヘッドコーチは置かず、藤本敦士一軍内野守備走塁担当が総合コーチに昇格。前オリックスの小谷野栄一一軍打撃チーフコーチら5人が新たに入閣した。
一軍ヘッドから配置転換された平田勝男二軍監督は通算4度目の就任。前任の岡田彰布監督時代からの一軍留任組は藤本総合、安藤優也投手チーフ、筒井壮外野守備兼走塁チーフの3人のみ。比較的、フレッシュな人選となった。
在阪の放送関係者が言う。
「小谷野コーチは藤川監督と同い年で現役時代から親交がある。同じくオリックスから加入した梵英心二軍打撃コーチも同級生。片山大樹ブルペンコーチ兼ブルペン捕手は藤川監督の現役時代にブルペンの“女房役”だった。藤川監督に指導者経験がなく、ヘッドコーチも置かないことを不安視する声はチーム内外から噴出していますが、自身の野球観を知る人物を多く招聘することでこれを補うつもり。そこで重要になるのが留任組の存在です。試合では作戦や選手起用などの判断が遅れるケースもあるでしょう。実務経験が豊富な藤本、安藤両コーチにこれをカバーしてもらいたい。しかも、筒井コーチも含め、岡田前監督に鍛えられたクチですからね。その経験も買ったのではないか」