藤川阪神はヘッド不在で岡田前監督ばりの「トップダウン型」か…就任直後に4時間コーチ会議
藤本総合コーチは三塁ベースコーチを務めた今季、本塁突入の判断を巡って岡田前監督から何度も名指しでヤリ玉に挙げられた。安藤投手チーフコーチも投手起用について「出し惜しみして負けるのが一番悔いが残る」と叱責されている。
「一塁コーチだった筒井コーチも、『サイン出しとるんやから走れ言うてるのに、なんでスタート切れんのや』などとプレッシャーをかけられた。今季のチーム盗塁数は昨季の79から41に激減。監督と選手との板挟みにあったのは確かです」(前出の関係者)
コーチ経験のある球団OBは「『球児の考え』を忠実に遂行できるコーチを集めた印象です」とこう続ける。
「就任直後のコーチミーティングは実に4時間に及んだ。球児はコーチ陣に自身の考えを徹底的に浸透させたいのです。岡田前監督は選手起用、作戦などすべてを仕切るトップダウン型の指揮官でしたが、今回のコーチ陣はそうした手法に応えられる面々が揃っている。各部門のチーフコーチが球児と密に連携を取り合い、前任者同様、強力なリーダーシップを発揮するつもりではないか」