人気選手が続々米国へ…ギャラリーは5年前より約26万人減少、来季の国内女子ツアーは本当にヤバい
「傾向」がはっきりするはずだ。
来季の米女子ツアーは、山下美夢有、岩井明愛・千怜の姉妹、馬場咲希、竹田麗央が新たに加わり、史上最多となる総勢13人の日本勢が戦うことになった。最終予選会で落ちた原英莉花は下部ツアーへの参戦を明言している。
竹田、山下、岩井姉妹に原といった人気選手が一度にごっそり抜けることで、人気絶頂の国内女子ツアーも、さすがに来季の行方を懸念する声もあるが、その通りだろう。
37試合が組まれた今季のギャラリー総数は41万5998人。38試合の昨年より2万3453人減っている。
ツアー関係者がいう。
「コロナ禍の20年はほとんどの大会が中止。14試合が無観客で行われたので、21年とセットで1シーズンでした。その2年は例外としても、コロナ禍前の19年は36試合で68万人以上のギャラリーが観戦に訪れた。それ以前もほとんど50万人以上です。女子プロは人気がすごいと言われていますが、19年に比べて今年は約26万7000人ものギャラリーが減った。これは人気選手の米国流出と無関係ではないでしょう」