著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

ダル所属のパドレスで骨肉の争いが勃発…オーナー家の内紛は球団売却の前兆

公開日: 更新日:

 ダルビッシュが所属するパドレスでオーナー家の内紛が勃発した。故ピーター・サイドラー元オーナーの未亡人シールさんが、経営権を引き継いだ元オーナーの弟ジョン氏と、もう一人の弟マット氏を、故人の遺志に反して経営権を奪ったとして告訴したのだ。これにより、パドレスは今オフ、補強が全くできない状態が続いており、佐々木朗希の争奪戦でも有力候補とみられていたのに後退してしまった。

 オーナー死去後の肉親間の醜い争いはオリオールズでも起きている。こちらは亡くなったピーター・アンジェロス・オーナーの次男ルイス氏が、経営権を継承した兄のジョン氏と兄のサイドに立つ母ジョージアさんを告訴。「兄は球団の資産から6500万ドルを引き出した」「球団を他都市に移転しようとしている」と言い放って真っ向から対立した。結局、8カ月争ったあと和解し、球団を売却して、その金を分け合うことになった。この争いはオーナーだった父親が健康を害して統治能力を失った2010年代の後半から続いていたため、オリオールズはまともな補強をできない状態が続き、年俸総額が30球団中最下位になってしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」