横綱・照ノ富士「引退」決断の舞台裏 膝、腰はすでに限界!糖尿病にも苦しみ…
照ノ富士は「不屈の闘志」のカタマリのような力士だった。初の幕内優勝を果たした2015年5月場所後に大関に昇進したが、左膝の故障に苦しみ大関から陥落。休場を繰り返し、19年3月場所には序二段まで落ちた。そこから2年、21年3月場所後に大関に復帰すると、同年7月場所後、横綱に昇進。昇進後は3場所連続で休場するなど、ケガと病気との闘いをくぐり抜けてきた。
「しかし、引退は時間の問題でした。遅くとも7月場所の直前、師匠の伊勢ケ浜親方が定年を迎えるタイミングで身を引き、親方として第二の人生を歩むつもりだと聞いていましたからね」(前出のOB)
今後は伊勢ケ浜親方のもと、部屋付きの宮城野親方(元横綱白鵬)らとともに指導に当たる方針という。
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そんな照ノ富士は2017年に勃発した「大事件」によって白鵬との間にただならぬ因縁がある。いったい何があったのか。なぜ、照ノ富士と白鵬は犬猿の仲なのか。
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