楽天ドラ1宗山塁レギュラー奪取の第一関門…まずはOP戦、重圧ゼロで迫ってくるプロ投手に対応できるか

各球団の新人合同自主トレが始まった。
私の指導者時代、プロのスタートラインに立ったルーキーを集め、耳かきをプレゼントしたことを思い出す。これから、いろいろな人がいろいろなアドバイスをくれると思う。それを、右から左に聞き流すための耳かきだ。周囲の声に惑わされず、自信を持ってやっていきなさい。そんなメッセージを込めた。
今年も支配下・育成を合わせて120人を超える新人選手がプロのスタートラインに立った。メディアの扱いを見ると、最も大きな期待を寄せられているのが、楽天のドラフト1位・宗山塁(21=明大)のようだ。昨秋のドラフトで最多の5球団が競合。プロのスカウトが「20年にひとりの逸材」と声を揃える遊撃手である。実際、自主トレを視察した楽天首脳陣の評価は上々。三木監督も身のこなしを「華麗」と褒めていた。
メディアは、威勢よく「開幕スタメン!」の言葉を期待したかもしれないが、さすがにそうはいかない。楽天のショートには、昨季135試合でスタメン出場した村林一輝(27)がいる。苦節9年目でレギュラーポジションを奪取し、打率.241、6本塁打、50打点と守備の負担の大きいショートとしては十分合格点の成績を残した。
宗山が「20年にひとりの逸材」といっても、それはあくまでアマチュアとしての評価。当然、
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