採血で《怖い。泣きそうになった》と思わず目を…新横綱豊昇龍を待ち受ける「針」より恐ろしい試練
昨4日、新横綱の豊昇龍(25)が国技館で健康診断を行った。
「針が怖い。泣きそうになった」と、採血では思わず目をつむって顔をしかめ、意外な“弱点”を吐露した。
昨年11月場所は13勝2敗で優勝次点、1月場所は12勝3敗で優勝し、横綱に昇進したばかり。1月31日に明治神宮で土俵入りを初披露すると、1日は元幕内徳勝龍(現千田川親方)の引退相撲、2日は高砂部屋の部屋開きと、土俵入りが相次いだ。
1日のそれは「手を間違えた」と、頭をかくことしきり。まだまだ覚えたての雲竜型なので、慣れるまでは今後も土俵入りの重圧と戦わなくてはならない。
肝心の土俵では、対戦相手は目の色を変えて向かってくる。平幕なら横綱に勝てば金星獲得で、引退まで給料アップのチャンス。俗に「大関の勝ち越しは2ケタ勝利」と言われているが、横綱が求められる成績はそれ以上だ。
「ファンの目だって厳しく光っている。『2場所連続優勝か、それに準ずる成績』という基準をギリギリでクリアした豊昇龍の昇進に関しては、いまだに納得していない者も少なくない。不甲斐ない相撲を見せたら、批判が殺到しかねない」