豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?
「すごく、うれしいです」
シンプルな言葉ながら無邪気に喜ぶ表情がすべてを物語っていた。
昨26日に千秋楽を迎えた大相撲1月場所。大関豊昇龍(25)が12勝3敗で自身2度目の賜杯を手にし、横綱昇進が確実になった。
この日は2敗の平幕・金峰山が3敗の王鵬に敗れ、豊昇龍は結びで琴桜を撃破。2022年11月場所の貴景勝・高安・阿炎以来となる3年ぶりの巴戦が決定した。
クジの結果、最初に土俵に上がったのは豊昇龍と金峰山。大関は張り差しから速攻で瞬殺すると、続く王鵬も攻め続けて寄り倒し、鬼の表情で両拳に力を込めた。
インタビューでは9日目までに3敗を喫したことを聞かれると、「(立浪)親方の『楽しくやれ』って言葉が(自分の背中を)押してくれました。考えすぎていました、僕」と話した豊昇龍。
先場所は13勝で優勝次点。審判部は昇進をはかる臨時理事会の招集を要請し、八角理事長(元横綱北勝海)が受諾。さらにきょう27日の横綱審議委員会への諮問も決定した。