西武・平良海馬「いずれまた先発がしたい」…オフに球団とひと悶着、今季の守護神はあくまで「一時的」
納得はしたが、思いは変わらずーーだ。
12日のライブBPに登板するなど、順調に調整を進めている西武の新守護神・平良海馬(25)だ。
「大体このくらいの時期にやっていますし、球数や力の入れ具合も予定通りです」
オフに球団と起用法をめぐって“ひと悶着”あった。
先発転向2年目の昨季4月に右腕を負傷し、7月に実戦復帰。長いイニングを投げるのは難しいということもあり、かつて務めていた中継ぎに一時的に転向した。
「僕は先発がしたいし、あくまで中継ぎは一時的なものだと思っていた。そういう話を球団にした」
オフに「先発復帰」を訴えたものの、いかんせん、昨季の西武は中継ぎ陣が脆弱。チーム防御率3.03に対し、リリーフ位陣は3点台半ばだった。そこにきて、28セーブ、防御率2.39の守護神アブレイユとの残留交渉が決裂。想定外の退団となった。これで平良が先発に戻ってしまえば、リリーフ陣が完全崩壊しかねない。
そうした事情があり、先発復帰は叶わなかったが、「球団とは諸々話し合いましたから。納得はしています。わだかまり? それはありません」と言う。