巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」
「やろうとしていることをやろうとしていた。そこまで力を入れていないけど、バッターが立ってワーッと投げたくなるところ、自分でコントロールして、意識をしてやっていたことが見えたそうなので、そこはすごく収穫はあったんじゃないか」
巨人の田中将大(36)が昨17日、今キャンプで初めて実戦形式のライブBPに登板し、吉川、坂本、丸、ヘルナンデスの4人と対戦。1巡目は先頭の吉川に中前安打を許したものの、小学生時代にチームメートだった坂本を遊ゴロに仕留め、丸を二ゴロ、ヘルナンデスを三ゴロに打ち取った。打者8人に対し、被安打2、奪三振1、四球1。阿部監督は冒頭のコメントで及第点を与えた。
キャンプ初日から久保巡回投手コーチの「魔改造」と称されるマンツーマン指導を受け、投球フォームの改造に取り組んでいる。
その久保コーチはうなずきながら拍手を送っていたが、肝心の田中将はマウンドでクビをひねるシーンもあった。
初の実戦形式での登板をネット裏で視察した他球団はどう見たか。某球団のスコアラーは「ボチボチ、という感じじゃないですかね。コントロールは良かったし、この時期に打者相手に投げられただけで収穫でしょうけど」とこう言った。