侍J強化試合メンバーに現ドラフト組が初選出も…巨人・岡本和真&ヤクルト村上宗隆が“落選”した裏事情
侍ジャパンは14日、3月5、6日に京セラドーム大阪で開催されるオランダとの強化試合に臨むメンバー28人を発表した。
来年3月にはWBCが行われるため、新戦力発掘に重点を置いたメンバー選考となった。中でも日本ハム・水谷瞬(23)と中日・細川成也(26)は、現役ドラフト選手として史上初となる侍入りを果たした。
水谷はソフトバンクでは一軍出場がないまま2023年12月の現役ドラフトで日本ハムに移籍した。昨季はセ・パ交流戦で歴代最高の打率.438をマークしてMVPを獲得。最終的に97試合に出場し、打率.287、9本塁打、39打点とブレークを果たした。
細川は22年の現役ドラフトで中日入り。23年に打率.253、24本塁打、78打点の成績を残すと、24年は打率.292、23本塁打、67打点で自身初のベストナインを獲得した。
なお、侍常連のヤクルト・村上宗隆(25)、巨人・岡本和真(28)は選ばれなかった。さる侍ジャパン関係者がこう言う。
「村上の今オフのメジャー挑戦は既定路線。岡本もその可能性がある。村上はそれでもWBC出場を熱望しているが、所属先のチーム方針によっては『チームに慣れることが先決』と出場がNGになる可能性がある。だから、侍ジャパンの井端弘和監督(49)はわざわざヤクルトの二軍キャンプ地に出向き、村上に会って本人の意向だけでも確認したかったのです。大黒柱の大谷翔平(30)にしても、前回大会は自由なエンゼルス所属。今回は総額1000億円でドジャースに移籍しているため、必ず本人の希望が通るかは不透明。井端監督は1人でも2人でも中軸を張れそうな長距離打者が欲しい。村上と岡本が不在だった昨秋のプレミア12も、最後は打てずに優勝を逃しましたから」
今最もホットな2人が、村上、岡本が不在になった時でも、井端ジャパンを安心させる中軸候補に名乗りをあげる。