巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

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「球速表示はなかったから見た目になるが、球速は140キロちょっとでしょう。まだ全力で投げていないにしても、登板した他の投手と比べて明らかに出力が足りない印象を受けた。変化球はスライダー、カーブ、ツーシーム、フォークと持ち球を一通り投げていたけど、曲がり方にブレーキがなくてキレがなかった。ローテ投手の戸郷やグリフィンと比べても、指にかかった球は少なかったんじゃないか。今の状態だと、ローテ入りのイメージはわきません」

 ただし……とこのスコアラーが続ける。

「200勝まであと3勝だし、阿部監督は使えるものなら使いたいでしょう。これから開幕までに2段階くらい状態を上げられれば、ローテに滑り込めるかもしれません。それにしても、投球フォームがきれいになりましたね。さすが魔改造。20センチリリースポイントが高くなって腕が縦振りになった? 正直それは、見た目では分かりませんでした(笑)」

 練習後の田中将は「打者相手に投げるのは初めてで力みもあった。力みが出てくるのが悪くはないが、まだまだバタバタしていた」と自己評価。久保コーチは本紙のインタビューで「3カ月で見通しが立ちそう」と語っていた。2月1日に始動した「魔改造」はまだ始まったばかりである。

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