平井HCも、大橋の気の弱さには頭を痛めており、萩野ら他の選手は各自で調整させても、大橋だけはマンツーマンで指導するケースが多い。大会直前は大橋の不安がピークに達するそうで、平井HCは「とても繊細な子なので、レース前は特に精神的なケアが必要になる」と話していた。
大会期間中の大橋は当然、師事する平井HCの助言を受けられない。他の選手のコーチもジャカルタに帯同しているとはいえ、不安要素を自ら取り除けられなければ、満足な泳ぎができない可能性もある。
自由形、バタフライの池江璃花子(18)と並ぶメダル候補で、競泳界を代表する美女スイマーは不安を抱えたまま本番を迎えることになる。