相撲協会が気を揉む大関・豊昇龍の“朝青龍化”…1分半にらみ合い審判部から「注意」

公開日: 更新日:

 偉大なる叔父さんが乗り移ったのか。

 16日に平幕の豪ノ山と対戦した大関豊昇龍(24)。行司の「待ったなし!」の声がかかり、豪ノ山は腰を沈めて片手をついたが、豊昇龍は相手が両手をつかなかったことが気に食わなかったのか。そんきょの姿勢で、微動だにせず、豪ノ山をにらみ続けた。いったん、豪ノ山は手を戻し、行司に「手をついて!」とうながされて再び片手をつけるも、豊昇龍はやはり、動く気配すらなかった。

 実に1分半にも及ぶにらみ合い。いったん仕切り直しとなった後も、豊昇龍は呼吸を合わせようとしない。それどころか、フェイントのように手をつくふりをする始末。これには館内のファンからも怒号が飛んだほどだ。

 ようやく立ち合いが成立し、豊昇龍が押し出しで勝利したものの、怒りが収まらなかったのだろう。土俵下に落ちた豪ノ山をしつこくにらみ続けていた。

 まさに叔父さんである朝青龍さながらの“暴君”ぶり。当然、大関だからといって許される態度ではなく、豊昇龍は取組後、審判部から注意されたという。

 血縁なので顔はもとより、協会内ではかねて「闘志の出し方や態度は朝青龍を彷彿させる」といわれていた豊昇龍。今はまだ土俵の中だけだからいいが、土俵外でも「朝青龍化」だけは相撲協会も勘弁だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…