伯桜鵬が左肩手術決断で9月場所休場…“令和の怪物”復帰は最短でも「来年3月場所」以降
復帰まで長い道のりとなりそうだ。
4日、宮城野部屋の伯桜鵬(20)が、9月場所(10日初日)を休場すると明かした。理由は8月31日に行った左肩の手術で、全治は未定。幕内デビューとなった7月場所でいきなり優勝争い、11勝を挙げたが、患部に巻いたテーピングが痛々しく、夏巡業は左肩の亜脱臼で全休。我慢しながら相撲を取り続けるよりは、と決断したのだろう。
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近年では千代の国(現佐ノ山親方)が現役中にメスを入れたものの、幕内力士で肩の手術に踏み切った者はそう多くない。千代の国の師匠である千代の富士は、両肩の脱臼癖を抱えながら数々の偉業を達成した。
「千代の富士さんは筋肉の鎧をまとうことで、肩をカバーする手段を選んだ。なんせ、最低でも1日500回は腕立て伏せをしていたというのだから、誰でも真似できるものじゃない。あの時代の医療技術では肩を手術しても脱臼癖は治らないのも理由のひとつと言われていたが、やはり、手術してしまうと復帰に時間がかかるということも大きい。先日引退した鶴竜(元横綱)も肩のケガと付き合いながら、だましだまし取っていた。正代も左肩の故障が原因で大関から陥落したけど、メスは入れてない」(角界OB)