“令和の怪物”伯桜鵬は左肩のケガで夏巡業全休…9月場所休場して手術か? 本人にはためらい
「若いからこそ手術してもいい」
他一門の親方がこう話すのが、白鵬(元横綱、現宮城野親方)の弟子、伯桜鵬だ。
ザンバラ髪で臨んだ新入幕の7月場所は11勝4敗で敢闘賞・技能賞を受賞。優勝争いにも絡むなど、「令和の怪物」と呼ばれる才覚を遺憾なく発揮した。
しかし、夏巡業は古傷の左肩亜脱臼で全休。白鵬が手術の可能性を示唆すれば、伯桜鵬も9月場所(10日初日)の番付が前日に発表された昨29日、「(左肩の)状態は良くない」と不安を吐露した。
冒頭の親方が言う。
「左肩は中学時代から悪かったらしい。それでも幕内までは順調に来たこともあり、本人も手術にためらいがあるようです。ただ、このままでは本場所はもちろん、稽古にも支障が出る。ベテラン力士ならだましだまし相撲を取るのもアリですが、伯桜鵬は大関や横綱も目指せる新鋭。先々を考えれば一時的に番付が落ちても、9月場所を休場して手術に踏み切ってもいいのではないか」
伯桜鵬も「幕内にいることが目標じゃない」と話している。鉄は熱いうちに打て、というが、メスも早いうちに入れた方がいいかもしれない。