若元春は大関とり消滅、大栄翔と豊昇龍も崖っぷち…そして関脇三人衆を待つ星の潰し合い
1人が脱落し、2人が崖っぷちとなった。
関脇三人衆が揃って“討ち死に”した20日の名古屋場所12日目。大栄翔(29)が玉鷲にはたき込みで敗れると、続く豊昇龍(24)は北勝富士に押し出され、若元春(29)は結びの一番で霧島に寄り切られた。まさに負の連鎖である。
大関昇進の目安は「三役で3場所33勝」。あくまで目安とはいえ、横綱照ノ富士、大関貴景勝と最上位2人がいない場所とあれば、ハードルを下げるわけにはいかない。
若元春は4敗した時点で残りを全勝しても11勝。直前2場所は計21勝なので、どう頑張っても32勝止まり。今場所の大関昇進は消滅が確実だ。
同じく2場所計22勝で4敗目の大栄翔と、同21勝で3敗目の豊昇龍はまだ望みがあるとはいえ、やはり1敗した時点でジ・エンドとなる。
もちろん、星数が足りない場合でも、2ケタ勝利ならば大関とりを来場所につなげられる。ただ、今場所、3人を待ち受けるのは星の潰し合いだ。