日本史トリビア編
「日本史『その後』の謎」雑学総研著
松尾芭蕉と共に江戸時代を代表する俳人として名を残した小林一茶は、歌詠みの一方で性生活に明け暮れていた。強精剤になる薬草を採りに行ったほどの好色漢で、54歳のときには一晩に5回もしたことや、6日連続で1日あたり3、4回したことが本人著「七番日記」に書き残されている。彼の妻ヤヲは、64歳で彼が亡くなった5カ月後に娘を産んだのだから、死の直前まで夫婦生活に励んでいたのだろう。そのほか、「枕草子」の清少納言は晩年は墓守だった、「本能寺の変」で割腹した信長の遺体はいまだ行方知れずなど、大化の改新のころから近代まで幅広い時代を対象に、日本史の意外な逸話や後日談など146のエピソードを紹介。(KADOKAWA 650円+税)