「CHRISTMAS クリスマス」光村推古書院編集部編
新市庁舎の電飾とライトアップされたタワーの組み合わせがシンボリックなチェコのオストラバなど、日本人には馴染みの薄い都市も、この飾りつけを見たら、ちょっと行ってみたくなる。
一方、観光名所でもあるオーストリアのウィーン、ベルヴェデーレ宮殿の庭の池の水面には、クリスマスの電飾とライトアップされた建物が映え、いつも以上に荘厳な空気を醸し出す。
その他、どこまでも続く街灯の飾りつけが街の落ち着いたたたずまいとマッチしたポーランドのワルシャワ、おそらくここでは一年中クリスマス気分が味わえるであろうフィンランドのロヴァニエミにあるサンタクロース村、天辺がクリスマスツリー仕様になったカナダのバンクーバーのハーバー・センター・タワー、そしてスペイン・マドリードの金色に輝く現代アートのようなツリーなど。ヨーロッパを中心に34カ国のクリスマスを堪能。
クリスマスといえば雪景色がついつい頭に浮かんでしまうが、アラブ首長国連邦ドバイの乾いた空気とツリーの組み合わせや、オーストラリア・メルボルンでは広場に飾られた巨大なツリーの周りで半袖、半ズボン姿の人々が憩いの時間を過ごしている。こうした南半球の真夏のクリスマスも、日本人の目にはまた新鮮に見える。