【憲法と民主主義】安保法制を再び問題提起する

公開日: 更新日:

「2015年安保国会の内と外で」奥田愛基、倉持麟太郎、福山哲郎著

 国会前デモで一躍知られたSEALDs。その代表格として有名になった「オクダ君」と、安保法制に反対する若手弁護士、そして民主党からの代表として衆院で反対討論に登壇した中堅議員。この3者による鼎談(ていだん)が本書。SEALDs結成のきっかけは一昨年12月、翁長県知事が誕生した沖縄に旅行し、辺野古基地問題で保守と革新が手を結び、県議会など「政治の世界で起きていることとデモをやっている辺野古前のテントがつながっている」現場を目の当たりにしたことだという。硬直した内向きの本土では想像できない生きた民衆の世界を取り戻そうというメッセージだ。

(岩波書店 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭