各紙を擬人化 プチ鹿島氏「ゲンダイ師匠は辛口おじさん」

公開日: 更新日:

 本紙を微に入り細をうがって、実に隅々まで読んで、愛を注いでくれているとは!

「実際、安倍首相も国会でゲンダイ師匠について触れましたね。デンと構えるべき一国の総理大臣も、ゲンダイ師匠が気になってしょうがないとバレた瞬間でした。空気を一切読まず、書きたいことを書く師匠の辛口は今、違和感なく支持されています。マスコミ界の端っこにいたはずが、いつの間にか真ん中にきて注目されちゃっているという感じでしょうか。本当は他の新聞がもっと頑張らなきゃいけないんだと思いますけどね」

■新聞の社説なんて何も言ってない

 面白いのは各紙の擬人化だけではない。社説の読み比べと見立てが、実に的を射た解説となっている。

「今でいえば、森友学園問題をどう書いたか、『共謀罪』と書くか『テロ等準備罪』と書くか、各紙で異なります。刺激の強い左派右派を読むと、むしろリベラルがぼんやりに見えることもありますし、政権支持派の論調は必要最低限の情報しか載せないからこそ、コンパクトに問題点が分かったりする。まあ、新聞の社説なんて『何か言ってるようで何も言ってない』んですけどね(笑い)」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ