「弘兼流 60歳からの楽々男メシ」弘兼憲史著
本気で料理人になりたいと思ったこともあるという人気漫画家が、同世代の中高年に料理の楽しさを説く生き方エッセー。
まずは妻のテリトリーである台所への潜入許可を得て従順な部下の地位を確立することが肝心。その上で、ご飯の炊き方、野菜の切り方などから手ほどき。包丁づかいの練習を兼ねて作る酒のあて「白髪ネギのつまみ」から、仕事場でアシスタントたちに出す「まかない料理」、そして「肉じゃが」や「手作り餃子」などのヘビーローテーションメニューまで。徐々に難易度を上げながら、身につけていくという趣向。ラクで楽しく、健康的でおいしく、そして材料に無駄なく、時短で出来る料理のポイントとレシピを自らの体験とともに語る。
(マガジンハウス 1000円+税)