「海の歴史」ジャック・アタリ著 林昌宏訳

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「海の民」であるギリシャ人とフェニキア人が地中海で暮らしていた頃、もう少し内陸部に定住したのがエジプトとカナンからやってきた元ノマド、ユダヤ人だった。彼らは海には関心を示さなかったが、ギリシャ人やフェニキア人と交易を行った。だが、ユダヤ人の創造神話では海は重要な役割を担っている。ユダヤの聖典「トーラー」には、現代の科学が語る地球史とほぼ同じ天地創造の様子が記されている。エルサレムが陥落して離散したユダヤ教徒は、地中海での交易を利用してユダヤ教を広めていった。

 宇宙と水の誕生から、海をめぐるさまざまな民族の歴史、地球の温暖化や海の酸性化まで視野に入れた壮大な文明論。

(プレジデント社 2300円+税)

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