「真夏の雷管」佐々木譲著

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 北海道警・大通署生活安全課の百合は、模型店で工具を万引した小学6年の大樹を補導する。しかし、目を離したすきに大樹は署から逃走。百合は名前しか分からない大樹の行方を捜す。

 同じころ刑事3課の佐伯は、夜中に泥棒が入った園芸店に出動。聴取中、店主の妻が肥料として販売している硝酸アンモニウムが消えていることに気づき、佐伯らに緊張が走る。硝酸アンモニウムは爆薬の原料となるからだ。ただの窃盗事件ではなさそうだ。

 犯行時刻にコンビニの監視カメラに写っていた車が、元JR北海道の社員・梶本が所有するものと判明。梶本の行方を追う佐伯は、百合から話を聞いた大樹が梶本と行動を共にしている可能性が高いことに気づく。

 ベストセラー「北海道警察」シリーズ第8弾。

(角川春樹事務所 720円+税)

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