「人生にとって挫折とは何か」下重暁子著

公開日: 更新日:

 人生に挫折はつきもの。挫折してこそ自身の弱さも他人の痛みも分かるようになる。自らも何度も挫折を味わったという著者が、その人生哲学を明かす生き方エッセー。

 何度も試練に襲われながら、そのたびに頂点に返り咲くフィギュアスケートの羽生選手を例に、挫折とは何かを考察。彼は極上の孤独を知るナルシシストだと著者は言う。好きな自分であり続けることは、この上なくしんどいことで、それを自分に課し、つらくとも成し遂げるからだ。彼は正面から挫折と向き合い、そこから逃げず、そんな自分を慈しむことができるからこそ進化を続けられるのだと。

 元競輪選手の中野浩一氏や急性骨髄性白血病から生還した知人などへのインタビューを交え、挫折を人生の彩りへと昇華させる生き方を説く。

 (集英社 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ