「いつか中華屋でチャーハンを」増田薫著
著者はある日、知人に「中華屋のカレーって誰が食べてるのか気になるよな」と言われ、中華屋でカレーとかオムライスを食べるようになった。中華屋の定番ではないメニューが大好きになり、7月、バンドのライブにかこつけて、中華屋でカツ丼を食べるために大阪に向かう。
大阪の中華屋ではカツ丼に中華風あんをかけたものが出てくるらしい。カツ丼2杯のカロリーを計算し、5時間歩いてたどり着いた中華屋でカツ丼を注文。あんがかかっていてカツが軟らかく、中華だしが効いていて、めっちゃうまい! 2軒目の中華屋で出てきたカツ丼にはあんだけでなく野菜の具も入っていてカツが見えないくらいだ。
ほかに、ラーメンの鶏ガラスープにうどんを入れた「中華うどん」など定番でないものを食べ歩く漫画エッセー。
(スタンド・ブックス 1600円+税)